キャンプに行く時に、頭を悩ませるのがちびっこ2人の子供達のご飯(白米)。
大人はお酒と適当なつまみさえあれば、米はなくても別に良いのですが、ごはんが大好きな子供達には温かい白米を食べさせてあげたいところ。
でもキャンプでごはんを炊くのって、後片づけまで含めて考えるとなかなか大変です。
我が家の場合は、
● サーモス保温ジャーに白米を詰めて持って行く
良い点:夜まで温かい
良くない点:味は落ちる(普段ご飯以外の物を入れているせいかもしれません)
↑ 離乳食から活躍しているサーモスの保温ジャー。お弁当にシチューや豚汁やカレーなんかも持っていけるので一家に一つあるととても便利。
● 多めのおにぎりを握っていき、そのまま食べたり、焼きおにぎりにする。
良い点:焼きおにぎりはとっても美味しい!
良くない点:そのままは冷えて固くなる。
● さとうのごはんなどのレトルトのご飯を持って行く
良い点:温かくて美味しい。
良くない点:熱湯で15分ぐらい茹でる必要があり、時間が掛かる。大きな鍋を持って行かないと、入らない。
● 大人数の時は、サーモスシャトルシェフを持って行く
家でもキャンプでも大活躍のシャトルシェフの鍋に白米を詰めて持参。
良い点:温かくて美味しい。
良くない点:かさばる
そんな時に思い出したのが、昔登山の時に使っていたトランギア社のメスティンです。
このメスティンはスウェーデン生まれのアルミ製のクッカーなのですが、ご飯がとっても上手に炊けます。
以前、登山で作ってみた絶品ホタテごはんはコチラ
登山の時はシングルバーナーを使ってご飯を炊いていたのですが、標高の高い所や気温が低い所での使用を前提として作られたシングルバーナーは、高火力タイプの為、火加減の調節が難しかったのです。
そこで調べてみると、ドイツ生まれのエスビットポケットストーブとメスティンの相性が抜群で、固形燃料を使えばほぼ放置で美味しいご飯が炊けるらしい。
エスビットポケットストーブを購入
さっそく近所のショップに行って、エスビットポケットストーブと固形燃料を買って来ました。
この手のひらサイズの小さな電解亜鉛メッキ鋼製の箱がポケットストーブです。
本体を開いてみると、セットで固形燃料が1箱入っていました。
わざわざ別に買ってくる必要は無かった訳ですね・・・
メスティンを乗せるとこんな感じ。
この小さなストーブと固形燃料だけで本当に簡単にご飯が炊けるのか、一度家で試してみる事にしました。
家でご飯を炊いてみる
メスティンでふっくら美味しいご飯を炊くコツは、事前にしっかりとお米を水に浸して、30分以上しっかりと水を吸わせる事です。
準備が出来たらポケットストーブに固形燃料を準備します。
セットの固形燃料は1個で約5分間燃焼するとの事。
メスティンでご飯を炊く場合の加熱時間は約15分なので、まずは固形燃料を2個使って炊いていきます。
メスティンにしっかりと蓋をしたら、いよいよ着火です。
結構勢いよく炎が出ています。
旅館なんかでも固形燃料を使って、お釜でご飯を炊いたりするので、固形燃料の火力もなかなか侮れませんね。
10分ぐらいで固形燃料が燃え尽きそうだったので、さらに固形燃料を1個追加。
火が消えたらタオルに包んでから、ひっくり返して10分程蒸らすと完成です。
果たして出来栄えは?
10分後、蓋を取ってみると美味しそうなご飯が炊けていました。
食べてみるとふっくらと炊けていてとても美味しかったです。
この標準サイズのメスティンは1.5合のご飯が炊けるので、お茶碗で言うと大盛りで3杯分ほどのご飯が炊ける事になります。
子供達がまだ小さな我が家にとっては、まさにピッタリの量です。
外で炊く場合は風の影響などもあるでしょうが、火加減もほぼ固形燃料任せで手間いらずだったので、キャンプでも大活躍してくれそうです。
ポケットストーブと固形燃料はメスティンにスッポリと収まるので、持ち運びも簡単です。
隙間に1.5合のお米を入れて行けば完璧ですね。
次のキャンプでもご飯を炊いてみたいと思います。
追記)その後キャンプで使うようになりました!