私は焚火が大好きで、キャンプに行きたくなる最大の理由=焚火をしたいから、と言っても過言ではありません!
夕方から食事の準備に片付け、それに子供の寝る準備などでバタバタしますが、それらを全部片付けて、あとは寝るだけの状態になってから、酒を飲みながら焚火を楽しむ時間はまさに至福の時間です。
そんな楽しい焚火の時間ですが、長年悩んでいる事が一つだけありました。
いつも悩む焚火の終わらせ方
焚火でいつも悩むのが、焚火の終わらせ方です。
終わらせ方と言っても、要はしっかりと消火をすれば良いだけの話なのですが、理想は薪を全て燃やし尽くして灰にした状態で終わらせたいところです。
しかし焚火が落ち着いて熾火になり、そこから完全に火が消えるまでと言うのはかなり時間が掛かるものです。
そのせいか(個人的にはありえないのですが)、炎が落ち着いているとは言え、まだ真っ赤な状態の熾火をそのままにしてテントで眠りについてしまうような人も、キャンプ場ではたまに遭遇します。
山の中で夜過ごしていると、何の前触れもなく突然突風が吹く事があるのですが、小さくなった熾火の火の玉が、風に煽られて自分のテントに飛んで来たら、、、または他人のテントに飛んで行ってしまったら、、、さらには乾燥している芝生や枯葉の上に落ちてしまったらどうなるか、、、そんな想像力がない人と居合わせると本当に辟易します。
話が逸れましたが、、至福な時間の焚火ですが、途中で眠くなった時、また寒い時期などに焚火の勢いが弱まっていく中、寒さに耐え続けるのはなかなか大変なので、薪を水の張ったバケツに沈めて強制的に消火することもあります。
しかし、水に漬けて消化する場合、すぐに消化は出来るものの、薪が完全に水を吸ってしまうので、翌日に火をつける事も出来ずに、持ち帰って一度乾燥させるか、まだ使える状態なのに灰捨て場に捨てる事になります。
焚火に直接水をかけて消化してしまうと、湿った灰で焚火台がドロドロになってしまうので、後片付けも大変です。
火消つぼのここが凄い!
そこで、ずっと気になっていた火消しつぼを購入してみました。
火消しつぼは熱に強いステンレス製の密閉出来る容器に、まだ火の付いている薪や炭を入れて蓋を閉めて空気を遮断する事で自然消化させる事が出来る優れものです。
便利な点としては水などを使わずに消化が出来る事と、消化して保管した薪や炭を再利用できる所です。
一度焚火に使用した後に消火した薪や炭は消し炭と呼ばれ、次に使用する時にはより着火しやすいと言うメリットもあります。
着火しやすい理由としては、一度燃やす事で薪や炭に含まれた水分が蒸発し、燃やす前より乾燥しているので火が付きやすくなると言うのが一つ。
もっと細かい話をすると、薪や炭には内部に無数の穴があり、この穴が燃焼時に空気を取り込んで燃焼を促進するのですが、一度火をつけるとその穴が広がり、より多くの空気を取り込めるようになる事で良く燃えるという訳です。
これまでは水で消化した炭を自宅に持ち帰り、一度外で干してから再利用することもありませいたが、火消つぼを導入してからはそのような手間もなくなり、燃料を無駄にする事が無くなりました。
火起こしなどに比べ、地味な火消つぼですがお勧めです!
耐久性は分かりませんが、コンパクトに持ち運びできる火消し袋も気になります。