今回はキャンプ道具の小型化に本気で取り組んだお話です。
今年、ずっと憧れていたスノーピークの2ルームシェルター『ランドロック』を、
遂に購入してしまいました。
ずっと欲しかったテントだけに、手に入れた時にはそれはそれは嬉しかったものですが、家に届いて一番最初に思ったのが、「これウチの車に乗るのか?」と言う事でした。
購入前にお店で何度も見ていたのですが、お店と狭い家とではかなりイメージが違いました。
フレームセットだけで、今まで愛用していたアメニティドームMぐらいの大きさと重量があるのに、幕体はさらに倍ぐらいの大きさがあり、こちらもとっても重い・・・
総重量は付属品を含めると、なんと22kgです!
さらにオプションのグランドシート、シールドルーフ、アップライトポールセットも収納袋に一緒に入れているので、総重量は25kgを超えています。
オートキャンプがメインなので重量はともかく、今まで使っていたアメニティドームでも車の荷台はギッシリだったので、これを機に道具の小型化に取り組む事にしました。
まずこちらが、アメニティドームを使っていた頃の積載例です。
テント本体や寝袋などの柔らかいものを下段に入れて、上段にはクーラーボックスやコンテナボックスを載せています。
全ての荷物が後部座席の背もたれぐらいの高さに収まり、後方視界もしっかりと確保されています。
荷物を天井近くまで積み上げれば、正直このままでもランドロックを積むことは可能かと思いますが、車好き&運転好きでもあるので、そんな危険な荷物の積み方は避けたいんですよね。
目標はランドロックを積んでもしっかりと後方視界を確保出来る事と、人の乗るスペースには荷物を載せない事です。
小型化の為に買い替えた道具たち
荷物の小型化の為に、今回買い替えた道具を紹介していきます。
焚火台
まず最初に買い替えたのが、焚火台です。
元々我が家では、ユニフレームのファイアグリルを愛用していました。
焚火と炭火焼の両方楽しめ、オプションパーツも豊富、なによりステンレス製で耐久性も抜群なのでとてもお気に入りの焚火台だったのですが、唯一の欠点が収納サイズが大きくなる事でした。
我が家では2つのコンテナボックスを、それぞれ「火遊びセット」と「お料理セット」に分けて道具を収納していたのですが、このファイアグリルを収納するために、「火遊びセット」のコンテナボックスは、70Lサイズの大きな物を使っていました。
そこで焚火台をコンパクトに収納できる物に買い替えて、コンテナボックスを50Lサイズの小さなものへと変更しました。
今回新しく購入した焚火台は、大人気のスノーピークの焚火台Lサイズです。
使用時はファイアグリルよりも大きいのですが、折りたたむと非常に薄く収納でき、また簡易的な収納バッグも付属してるので、コンテナボックスに入れずに、荷物の隙間などに積み込む事が出来るようになりました。
シュラフ(寝袋)
次に買い替えたのが、キャンプギアの中でもかなり場所を取るシュラフ(寝袋)です。
1つだけでも大きいのに、家族全員分必要なので、これが全部小型化出来ればかなりの省スペース化になると思います。
今までは化繊の安いシュラフを使用していたので、シュラフの小型化の定番となる、ダウンシュラフへの買い替えに踏み切りました。
化繊のシュラフからダウンシュラフに変更すると、同じ温度対応の物なら半分以下の大きさにする事が出来ますが、ランドロックを購入したのには冬キャンプに行けるようにすると言う目的もあったので、これを機に真冬でも耐えられる、高性能なシュラフを購入しました。
そして購入したのが、高機能シュラフで有名な、ナンガのオーロラシリーズです。
寒がりの妻にはオーロラ750、暑がりな私はオーロラ600を選びました。
そして子供達は、今まで大人と共用で一緒の寝袋で寝ていたのですが、キッズ用の寝袋を1人ずつ買ってあげました。
こちらは化繊の寝袋になりますが、マミー型ですっぽりと包まれるので、とても暖かいようです。
もう少し大きくなったら、子供達にもナンガの寝袋を買ってあげたいと思っています。
この寝袋の買い替えにより、対応温度は大幅に向上したにも関わらず、トータルでは大幅な小型軽量化を達成する事が出来ました。
寝袋の下に敷くマット
寝袋に次いで荷物の中で大きなスペースを占めていた、インフレーターマットも買い替えました。
今まではコールマンのインフレーターマットのダブルサイズとシングルサイズを1つずつ敷いて、そこに家族4人で寝ていたのですが、子供達が大きくなるにつれ、少し手狭になってきていました。
しかしこれ以上インフレーターマットを増やしても、車に積みきれなくなってしまうので、インフレーターマットをやめて、小さく収納できるエアーマットに買い換えました。
これ1つで今までのインフレーターマット2つ分よりも、幅方向で約60cmほど広くなったので、家族全員一緒に寝れそうです。
ランドロックなら一回り大きな300サイズのものも余裕で入るのですが、アメニティードームでも使えるように、今回はあえて270サイズの方を選びました。
インフレーターマットはとにかく畳むのが大変なのですが、今回エアーマット用に空気を入れたり抜いたり出来る電動ポンプも一緒に購入したので、設置や撤収も楽になりそうです。
真夏にテントの中で、インフレーターマットと寝袋を畳んだりするのが本当に苦行みたいなものですからね。
ランドロックを買って2回目のキャンプまでは、このインフレーターマットを積んでキャンプ場まで行ったのですが、ラゲッジスペースには積みきれなくて、運転席と助手席の間のウォークスルー部分を塞ぐような形で、この2本のインフレーターマットを積みんでいました。
そんな窮屈な思いとも、これで無縁となりました。
道具を小型化した結果
こうして焚火台、シュラフ(寝袋)、インフレーターマットの小型化に取り組んだ結果、ランドロックを積んでも以前とほとんど変わらない積載量を実現する事が出来ました。
写真では見えませんが、焚火台は壁際のわずかなスペースにピッタリと収まっています。
車が小さいと、キャンプ道具の積載も大変ですが、工夫次第では大型テントを買っても、なんとか積める事が分かりました。
今回は車への積載を考えて道具の買い替えを行いましたが、全体的に持っているキャンプギアが大幅にグレードアップして非常に満足です。
今後は冬用に石油ストーブや薪ストーブなどの導入も考えているので、さらなる道具の小型化に取り組んで行きたいと思います。