TREASURE CAMP ~トレジャーキャンプ~

神奈川在住のファミリーキャンパー。ちびっこ2人との外遊びの記録。

【神奈川・丹沢】穴場過ぎるキャンプ場、秦野市表丹沢野外活動センター

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※2023年4月より、運営が民間業者へ委託になり、主に料金が変更になりました。(シーズン中の休日は1泊7,000円でしょうか、オートサイトではないのでなかなか高めの設定ですね!)
100円でレンタル出来たダッチオーブンも300円にはなりましたが、こちらのレンタルはおすすめです!

良くなった点としては、事前の書類提出ががなくなり、予約はネット(なっぷ)から取りやすくなりました。

2022年6月末


神奈川県・秦野市にある「秦野市表丹沢野外活動センター」にキャンプに行ってきました。

 

表丹沢野外活動センターは,、平成19年7月に設置された秦野市が運営する施設で、

丹沢大山国定公園内の標高約400メートルの表丹沢の麓にあり、緑に囲まれた自然の中の施設で、秦野産の木材や神奈川県産の木材を使用して建築した140人まで宿泊できる研修施設、約100人まで利用できるキャンプサイトやバーベキュー場などが設置されています。

リンク元秦野市表丹沢野外活動センター | 秦野市役所より

公共の施設だけあり、申し込みは電話で予約後、宿泊者全員の名簿や行動スケジュールなどの申請書を事前に郵送かメールで送る必要があり、ネット予約全盛の今の時代に、手間がかかる事もあってか、その分利用者が少ない所が魅力です。

 

またキャンプ場の周辺には、我が家のお気に入りで丹沢山系登山の拠点ともなる「神奈川県立秦野戸川公園」などの立派な施設もあり、とても魅力的なエリアなのですが、今年新東名が開通したことにより、このエリアへのアクセスが抜群に良くなりました。


我が家からは新東名を利用すると40分程の距離で、運転もとっても楽ちんでした。
(しかも画像で分かるとおり、車が全然走っていない点も快適ポイントです)

 

葛葉の泉で川遊び

キャンプ場に向かう前に、キャンプ場から車で2~3分山道を上った所にある
「葛葉の泉」に立ち寄ってみる事にしました。

 

ここは湧き水を汲めるように整備された場所で、この水目当てに何本ものポリタンクを積んだ車が、続々と訪れていました。


この秦野盆地湧水群に位置する水は、全国名水百選にも選ばれたこともあり、市内の各地に湧水があります。


そして、水汲み場のすぐ横はちょっとした広場があり、シャワークライミングに出発すると思われる人たちが準備をして、次々と山の方へ出発していました。


また、すぐそばを流れる川では、川遊びを楽しめます。


平地は30℃迫る暑さでしたが、川の水はキンキンに冷えていて、川一帯は空気もひんやりしていて、とても過ごしやすかったです。


水位も子供のくるぶしぐらいまででの高さで、安全です。

網や手ですくって、おたまじゃくしを沢山捕まえました。

カワゲラ

清流に住む「カジカガエル

 

前週にキャンプに行った、山梨県北杜市は20℃ぐらいで、川遊びをするにはまだ肌寒かったですが(←子供達は気にせず、ずぶ濡れになっていましたが・・)、一気に気温が上がり、水遊びが楽しい季節となりました。

子供達はこの川でずっと遊んで居たそうでしたが、湧水の水を汲み、キャンプ場へと向かいました。

秦野市表丹沢野外活動センター

川遊びを終えて、11時過ぎにキャンプ場に到着。

利用料金

公共施設とあり、キャンプ場の利用料金は、秦野市民はなんと大人一人400円、秦野市民以外でも、
大人1人800円、子供1人400円、未就学児は無料と格安です。

下の子が幼稚園児の我が家は、
4人で一泊2,000円
で利用する事が出来ました。

利用時間

テントサイトは、AM10:00~翌朝の10:00まで利用可能で、他のキャンプ場に比べて滞在時間が長いのも魅力です。

テントサイト

こちらが芝生のキレイなテントサイトです。

テントサイトは横長に段々の配置になっていて、秦野の街や、海まで見渡すことができました。(天気が良ければ大島まで見えるそうです)

オートサイトではありませんが、近くで荷物の積み下ろしが可能です。

※但し、階段を上り下りする必要があります。(↓ 画像右の階段。地味にキツイです)


まずは先程汲んだ湧水でコーヒーを淹れ、休憩しながらテントを設営しました。

トイレ、シャワー棟

トイレは、靴を脱いでスリッパに履き替えて行く方式で、とても清潔でした。
シャワーも同じ建物内にあり、登山帰りのグループの方達が利用していました。

薪の持ち込みは禁止されていますが、針葉樹は1束200円、広葉樹の薪も1束500円と格安の価格で販売されています。
また、昨秋から、サイト内での火気が使用可能となったので、焚火も楽しめそうですね(この日は暑かったので焚火はしませんでしたが、シングルバーナー等の火気がサイト内で使えるのは便利でした。)

炊事棟、バーベキューテーブル

青少年のキャンプや合宿などで利用される施設だけあり、立派なかまど付きの炊事棟がありました。しかも、グループごとに専用の炊事場とバーベキューテーブルを割り当てて貰えるので、キャンプ場でよくありがちな、排水口に他グループの残飯などが散らかされていて嫌な思いをすることなどもなく、コンテナボックスなどを置けるスペースも十分に確保されていて良かったです。
(長テーブルや簡易椅子も用意されていました)

管理棟、レンタル

こちらは管理棟兼レンタル小屋です。

この日は二名のスタッフの方が常駐していました。(夜間は常駐しません)

大きな鍋や調理器具が所狭しと並んでいます。

オートキャンプ場ではない為、車の横付けが出来ないのがネックなのですが、その分施設やレンタル品が充実しているので、荷物少なめにしてその代わりに充実したレンタル品を利用するのが良さそうです。(ちなみに、キャプテンスタッグのテントが1,000円、キッチン用品も100円~レンタル可能でした。)

 

今回我が家も、テントと寝具だけテントサイトに運び、それ以外の椅子やテーブルなどは車から降ろさずに、備え付けの物を使わせて貰いました。

 

遊び場

サイトなどには載っていなかったのですが、広くて立派な遊び場もありました。(嬉しい誤算!)


立派な芝そり。そりも一人用、二人用と何個もありました。(但し全然滑りません 笑)

立派なターザンロープ 2基(こちらも自分で乗ってもスピードが出ず、大人が押してあげる必要がありました)

長ーい木製ステップ

長いので、じゃんけんに負けるとスタートに戻るのが大変です。

モンシロチョウやモンキチョウがいっぱい飛んでいました。


他にファミリーがいなかったので遊び場は貸し切り。但し、日陰が無くてめちゃめちゃ暑かったです。

遊び場は9時~17時の間、利用可能でした。

 

ダッチオーブンでローストチキン

今回、こちらのサイトに掲載されていたローストチキンをぜひ作ってみたいと思い、我が家もダッチオーブンをレンタルしました。

rarea.events


こちらが100円でレンタルしたユニフレームのダッチオーブン

以前、PICA西湖で同じものをレンタルしたことがありますが、黒皮鉄板製の為、焦げにくく、とても扱いやすいダッチオーブンです。

↓こちらの12インチをレンタルしました。



PICA西湖では、鶏モモ肉でローストチキンを作りましたが、今回は鶏一羽、丸鶏のローストチキンに挑戦です。

 

丸鶏のローストチキン

事前にいきつけの鶏肉専門店で丸鶏を予約して、前日から下ごしらえしておきました。

ニンニクやスパイスを塗りこむ様子。肌の感触(まさに鳥肌!)も手羽がびろーんとなるのもなんともリアルです。
次回は子供達にやってもらおうと思います。

 

本日のメニューは丸鶏と野菜のグリルです。

 

↓こちらに備忘録として今回の作り方をアップしています。

www.manpuku-restaurant.com

 

約一時間後、美味しい匂いが漂ってきたら、無事完成です!

鶏に火がよく通るようにと、ちょっと火入れが長すぎたのか上部が焦げました・・


まだまだ良い感じの炭だったので、我が家定番の焼きおにぎりも焼きました。

焼きおにぎりは、100均のスプレー式の醤油さしが便利です。

 

皿に盛りつけして、丸鶏のグリルプレートの完成です!

 

食べてみると焦げは全く気にならず、めちゃめちゃ美味しかったです。

ジャガイモもうまみが凝縮してして、ニンジンもとっても甘い!

今回、アウトドアスパイスの大御所3種類を持ってきたので、鶏肉につけて食べ比べもしてみました。

 

ほりにしとマキシマムはハーブとニンニクの香りが強いのに比べ、黒瀬は唐辛子の辛さがピリッと効いて、鶏自体の味がしっかりと味わえて相性抜群でした。

さすがは鶏肉専門店が開発したスパイスだけはありますね。

最近色々なスパイスが販売されていますが、我が家は地元の黒瀬推しです。


1キロ程の、小さめの丸鶏でお願いしていたのですが、お腹の中にはピラフも詰めたので、お腹いっぱいになりました。

 

バーベキューテーブルからの眺め


設備も立派で綺麗で、スタッフの方も皆さんとても親切で、とても良いキャンプ場だなぁと思いながら過ごしていたのですが、、、夕方から、中高年の方々が中心の20名以上の団体の方が来られて、拡声器を使った自己紹介から始まり、アルコールが入っていたこともあり、物凄くうるさかったです。

たまに、キャンプ場で騒々しいグルーブなどと鉢合わせになりますが、人数が多い分その比ではありませんでした。
利用規約にも、飲酒をする場合は青少年の模範となるようにと記載されているのですが、未だに子供達は、皆前を向いて、黙食を強いられている中、大人は何とも勝手ですね。
子供達もテントの中で眠れないほどの煩さでしたが、スタッフの方も常駐していないので、消灯時間を待つことしかできませんでした。

 

翌朝。

サイトには小さいテーブルだけ持ち込み、お座敷スタイルで朝食を取りました。


そして日が登って暑くなる前に、早めに撤収作業を開始。


今回はレンタル品や備え付けの道具をフル活用したおかげで、かつてないほど早い撤収が出来ました。

 

再び葛葉の泉へ

9時にはチェックアウトを済ませて、帰る前に再び昨日の川へ。

県外のキャンプだと、渋滞を避ける為、チェックアウト後は観光などもせず、すぐに帰るのですが、こんなにのんびり出来るのも、キャンプ場が家から近いおかげですね。

最後に、持参したペットボトル容器に水を汲み、名水で喉を潤して帰りました。

 

秦野市表丹沢野外活動センターキャンプ場の感想

今回土日の利用でしたが、ファミリーは我が家だけでした。

ファミリーキャンパーが集う一般的なキャンプ場だと、我が家の荷物は特別多いとも思えないのですが、今回他のグループはほぼテントをレンタルしていて、リュックのみでやってきた方達も多かったので、我が家の荷物には、逆に驚かれたかもしれません。

↓アルニカの背後に6つのレンタルテント。なかなかキャンプ場で見られない光景ですね。

 

身軽な姿でやってきて、テントサイトは寝るだけ、そして即撤収した他グループの方達を見ると、もっとキャンプをコンパクトにしたいなと思いました。

テントサイトをお気に入りの空間にして、ゆったり過ごすのはキャンプの醍醐味でもあるのですが、やはり今はキャンプの中心は子供達で、設営、撤収をいかに早くして子供達と遊ぶかが今の我が家の優先事項なので、キャンプ用品をもう少し厳選して行きたいと思います。